ばくだんらいふ

ばくだんハラミの日常ブログ

創作活動をしていくにあたった壁や挫折+aの話

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イラスト活動も小説活動もどちらもやりたいはらみ


閲覧ありがとうございます。

現在アルバイトをしながらアマチュアイラストレーターとして活動しているばくだんハラミと申します。

創作活動が好きでイラスト以外にも小説にも手を出しており、色々夢があります。

まずはそんな自分の話から触れて、その後に"創作活動に”影響を与えてくれた作品の紹介をしたいと思います。

 

私の話

自身はそれこそ物心ついた時から姉の影響でイラストやオリジナルの物語を創る事をしてきました。

小、中学生の頃はコピー用紙を使って授業中に絵を描いたり、ノートに小説を書いたり……勉強なんかよりも自分の世界が第一で、将来自分の創った作品で世間が盛り上がる妄想までしていました。

創作活動をしてきた方なら誰もが一度は考えたと思います。

 

それなのに、目標がない。

 

なんとなく、創作に関わることはしたいけど……
好きだからこそ現実が見えていた。

最初の夢は「漫画家になりたい!」

自分が絵がうまいと思っていた漫画が「でも絵下手じゃね?」と当時好きだった友達が言っているのを聞いた途端、心が折れる音がした。

元々、自分が漫画家になれるとはあまり思えないし、とてもじゃないが宣言し辛いという状況に陥っていたためにかなり落ち込んだ。

というのも好きな漫画の世界を知れば知るほど、世の中には自分より絵がうまい人でも漫画家になれない人がいるし、頭の良い人でも面白いと思わせる作品が作れるとは限らないことを理解し始めていたから。

勉強を怠り、コピー用紙にラクガキのような絵を量産していい気になっている自分では到底叶えられない夢だと思い込み、大勢の人に明かせるような願い事ではなくなっていった。

また、漫画家になりたいと思った当時の周りの子は「プリキュ〇になりたい」「ケーキ屋さんになりたい」「消防士になりたい」といったみんな同じような夢ばかりでなんだか言いだし辛く、周りの子の夢に合わせていました。

 

漫画がダメなら「小説家になりたい!」

絵は趣味でいい。とにかく自分の創った世界観を世に出したい!

そういった気持ちが特に強かったのは小学生高学年からです。それまではずっと漫画家を目指していましたが漫画を読めば読むほど、姉の絵を見れば見るほど自分には程遠いと感じて、文字書きの練習を始めました。

物語ならいくらでも作れるという謎の自信があり、趣味で漫画を描きながらノートに話を纏めて、原稿用紙なんかも買っちゃって、パソコンで小説投稿サイトなんかを調べて書き込んでみたりして、結構ハマっていました。

ただやはり漫画家でも挫折した"面白い話"が書けているのか、そして"完結する物語"になっているのか……そういったことを考えた途端、また夢として口に出せなくなりました。

勉強不足の自分では辻褄のあった物語が書けない。

絵も描きたい。

安定した職業を求められている。

自分に才能があるとは思えない。

誰も見てくれていない。

完結しない。

自己満足の塊。

 

現実が見えていた。というのはただの言い訳

どんな創作の夢も諦めて、諦めきろうとして、他の夢をもって安定した職業を目指して勉強を始めた中学生の後半。

絵は趣味でいい。

趣味でお金を稼ぎたいとは思えない。

でもそんな気持ちは長く続かず、高校最後の年で私はやっぱり絵を描きたいと思ってしまいました。

今までの時間は何だったのか

絵の専門に行きたいと思い始めて改めて絵の勉強を始めたものの、即挫折。

そういった仕事に就く予定がなかったため、自分には絵を描く環境が整っておらず専門学校を諦め……というより将来を諦めてまた自分の世界にのめりこみました。

漫画だけでなく、キャラクターデザインもしたい。イラストだけでなく、小説も書きたい。まずは完結するものを書いてなんでもいいから創作に関することをフリーで活動したい。

これまでそういう風に思わないようにしていた反動か、創作活動を開始してからより一層創作活動が楽しくなり、親に心配をかけながらまだお金にならない作業に励んでいました。

『現実が見えている』だから諦める。

そうやって今まで放棄していた時間が勿体ないと今はすごく後悔しています。

イラストと小説、どちらでもよかった。

どちらにも向いていなくていいから昔の自分には諦めてほしくなかった。

すぐ挫折してしまう癖をどうにかしないとと思い、今は頑張ってスキルマーケットにて絵の依頼を募集しつつ、漫画・小説の方も色々考えています。

 

本当は明確な目標があった方がいい!

漫画家はやっぱり難しい……

改めて漫画を描いてみて思った事です。

なんといっても背景や細かい部分で挫折してしまう。コマ割り・構図が難しい。完結までに時間がかかる。当たり前のことですが自分にとってはかなり致命的な点でした。当然漫画家になれれば背景などはアシスタントさんに任せればいいのですが、編集部に作品を見せるという一歩が踏み出せず、今は自分の漫画の完結を目指しつつ……

私がまず一番なれる可能性の高く、やっていけそうなイラストレーターとして活動しようと思い、YouTubeでイラストレーターさんの動画を調べてみていたところ、やはりイラストレーターといっても何のイラストレーターなのか。その先で何を描きたいのか。何を描く人なのか。目標。理想。そういったものを明確にしないとそもそも仕事が来ない! という当たり前の現実が自分にぐさぐさと突き刺さりました。

私は現在模索中で、創作活動が好きといっても自分以外の方が作った作品のキャラクターを描くのも大好きで、リクエストも受けたがり屋な部分があります。

絵を描くって楽しいんですよね。

(挫折も多いけど…)

そのため、アイコンイラストからキャラクターデザイン、TRPGでの立ち絵、需要のありそうなえっちなイラストを描けるように今精進しております。

キャラクターイラストのCDジャケットのようなものも描きたいですね……

本当に目標が明確じゃねぇなコイツ

 

自分に影響を与えてくれた作品

ここからは私が創作活動をするにあたって希望と影響を与えてくださった作品を紹介したいと思います。

 

①ボボボーボ・ボーボボ

まず最初に私が漫画家になりたいと夢を抱かせてくれた作品。

周りと比べて絵が上手とは言い難い作画ですが、中身はしっかり面白くて小学生の頃の私にはツボでした。

また所謂"夢女子"というものになったのもこの作品が最初で、小学生の頃はソフトンさんに恋をしていたほどです。ただ昔はアイスクリームだと信じていたので、バビロンでトイレが出てからは失恋気味でした。

今読み返すと話が作りこまれていたり、重かったり、なんならそんなに上手じゃないと思っていた絵も構図が大胆で「上手くね?」と思わせるようなシーンも多かったです。

(あらすじ)西暦300X年、全世界を支配する皇帝は、国民全てをボーズにすべく「毛狩り」を開始! そんな世に一人の男が現れた! その名もボボボーボ・ボーボボ! 究極の拳法「鼻毛真拳」を使う彼こそ、救世主だといいな!?

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②マギ

私が漫画を描くにあたって世界観表情の描き方にかなり影響を与えられた作品です。マギの作者、大高忍先生の前作『すもももももも』はアニメで知ってそれを見ていたので気付かなかったのですがこの先生の漫画、表情の喜怒哀楽が凄い上手なんですね……!

コマ割りも凄い好きなんだけど、表情の魅せ方が凄くて……(語彙力)

無断転載するわけにもいかないのでお見せできませんが、表情がみえない小さなコマ→感情の激しい表情の大きなコマといった読み手に感情移入させるシーンがとても良くて、参考にするのもおすすめの作品です。

またアニメ化したこともあってやっぱり面白いです。大高忍先生の作品は自作の『オリエント』もとっても面白いのでそちらもオススメです!!!

(あらすじ)砂漠を旅する少年・アラジンが、とあるオアシス都市で出会った2人の女性・ライラとサアサ。2人は、野菜や果物を行商するキャラバンの仲間で、ライラにとってサアサは砂漠で行き倒れていたところを助けてくれた大事な友だちでもあった。だが、ライラは元・盗賊団の一味であり、思わぬことからそれがバレて、キャラバンから追放されてしまう。1人取り残されたライラに、アラジンは…?

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③ブルーピリオド

イラストレーターを目指した後に出会った作品。

アニメ化PVのツイートみて初めて知った作品なのですが、作品内に出てくる言葉ひとつひとつがぐさぐさと突き刺さり、絵を描く、ということに対して前向きに、そして真摯になれた作品です。

気持ちの面でとても助けてもらいました。

高校から美大を目指す主人公、目標が終わりではない美術世界。登場人物の葛藤や価値観の違いで胸を刺され、ストーリーとしてもとても面白いので色んな美術作品を見られるので楽しいお勉強にもなります!

(あらすじ)成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく。美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポ根受験物語、八虎と仲間たちは「好きなこと」を支えに未来を目指す!

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④親指探し(山田悠介)

小学生の時の私が小説を書くにあたって、物語は文章でも面白い、と実感させてくれた作品です。

親指探しが、というより山田悠介先生の作品が自分に刺さったという感じです。

内容だけなら『スイッチを押すとき』や『モニタールーム』の方が好みではありました。とはいえ勿論、親指探しも面白い内容でした。

ファンタジーものが多い自創作ですが、私自身元々ホラー作品が好きで気になって手に取ったのですが、予想斜め上をいく展開に読みながらわくわくしたのをよく覚えています。

山田悠介先生からは雰囲気の演出基本的な地の文を学ばせていただきました

(あらすじ)「ねえ、親指さがしって知ってる?」由美が聞きつけてきた噂話をもとに、遊び半分で死のゲームを始めた武たち5人の小学生は、女性のバラバラ殺人事件に端を発した呪いの渦に巻き込まれる

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⑤項羽と劉邦(司馬遼太郎)

私が初めて司馬遼太郎の本に出会ったのはこちらの本。

フィクションを含んでいるので歴史ものとしてはあんまり参考にできませんが、なんといっても戦闘の描写が凄い!!!!

なんでこんな地の文が思いつくんだというくらい、描写が上手で自小説の戦闘シーンの参考にしています。あと司馬遼太郎先生の本って読んだ後、地の文に凄く影響を受けるんですね……筆が進むという点ではかなり助かるのですが、私の出来の悪い頭で影響を受けると無理してるインテリみたいになってなんだか(笑)

創作活動の影響とはあまり関係ないのですが、司馬遼太郎先生の項羽はとても可愛くて項羽好きとしてはたまらん描写が多かったです。本としてもオススメの作品です。

(あらすじ)紀元前3世紀末、秦の始皇帝は中国史上初の統一帝国を創出し戦国時代に終止符をうった。しかし彼の死後、秦の統制力は弱まり、陳勝・呉広の一揆がおこると、天下は再び大乱の時代に入る。――これは、沛のごろつき上がりの劉邦が、楚の猛将・項羽と天下を争って、百敗しつつもついに楚を破り漢帝国を樹立するまでをとおし、天下を制する“人望”とは何かをきわめつくした物語である。

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以上、影響を与えてくれた作品の紹介でした!!

 

最後に。

今回紹介したのは過去に出会ったものばかりな上に、漫画と小説のみでしたが、それ以外にも映画やアニメ、創作関連のYouTube動画にもかなり影響を受けています。

こういった作品や誰かの動画のおかげで自分はこれまで挫折を繰り返してきたものの、なんとか創作活動を楽しくやり続けられています!

過去に出会った作品は今見ても楽しいですし、この記事を読んでくださっているどこかの誰かにも影響を与えたり、支えになったら幸いです。

 

世の中には様々な作品があり、その中にいつか自分の作品も……と今でもひそかに夢を抱いています。

イラストレーターとして明確な目標はまだ模索中、他の創作活動もまだやっていたい気持ちを捨てたくない。

勿論、目標を一つにしてそれに集中するのが最も夢への到達に近くて時間を無駄にしない、効率的な事。私も誰かの相談に乗るなら夢を明確に、絞ることをお勧めします。でも今、自分に何が合っているのかわからない状態なので色々なことに挑戦していきたいのです。

 

小説と漫画は今のところ、趣味状態で完結を目指して作業していますが、仕事にできるならそちらを仕事にしていきたいとも考えています。

 

現状はイラストレーターとして活動しておりますので良かったら活動サイトを覗いてやってください!

skima.jp